考えよう!倉庫内の動線は大事になってくる


倉庫の中の動線について

倉庫を借りて実際に製品などを保管する際は、品物を置く場所だけでなく動線も考えなければなりません。しかも、動線については倉庫内で働く労働者の立場に立って決める必要があります。建物の中をスムーズに移動できると、製品を運ぶ際に時間短縮に繋がるなど便利となります。また、時間の短縮は製品の出荷にも影響を及ぼすので重要です。そして、動線は倉庫の中の安全にも繋がるので労働災害といったリスク対策にも結び付きます。

どんな動線が必要なのか

倉庫内の動線を考える上で、労働者がスムーズに動きやすいラインが要求されます。さらに、双方向から向かってくる各々の作業員がぶつからないようにする必要もあります。理由は、双方がぶつかって負傷しないようにするためと製品の破損の防止です。他にも、従業員が棚から品物をピックアップする際に通路を塞がないように人一人が通れるスペースを確保します。よって、労働者が動きやすいようにすれば色々なメリットが及んでくるのです。

動線を考える範囲について

動線については、倉庫内の一部の場所だけでなく全体を対象に考えなければなりません。倉庫内には仕分けやピッキングといった異なる仕事があるものの、それぞれが有機的に結び付いています。すなわち、それぞれの職種の動線を最適にすれば相互に影響が及んで建物内全体に利益が及びます。逆に言えば、一部だけ動線を最適にしても全体に波及しなければ作業に影響が出るのです。ゆえに、倉庫の中での作業が上手く機能するためには全体的な視点で動線を決めましょう。

物流とは単に商品を運ぶということだけではありません。その中には荷物の保管や包装といった内容も含まれます。